Webサイトと言っても色々なタイプのサイトがあります。
タイプによって目的も構造も違うので心得ておくべきことは変わるでしょう。
ここでは、このサイトで解説しているタイプのWebサイトを制作運営する上での心得の解説になります。
はじめに「サイトの役割」を考える
『世の中の人々に役立つコンテンツ作成』をすることで、ユーザーに影響を与えるだけでなく、SEO的にも優位に働き上位表示に繋がります。
これが最も効率的に成果を上げるサイトを作るための考え方であり、ブレてはならないスタンス。
そのため、まずはじめに「このサイトの役割はなんなのか」を考えることはメディアを作る上で重要なことです。
役割が明確でない情報のデメリット
役割がハッキリとしていないサイトや記事はユーザーからすると一貫性がなく、違和感のある伝わってこない情報になります。
その結果、滞在時間が短く離脱率が高い情報としてSEO評価に悪影響を及ぼします。
もし、ライバルサイトが役割を明確にしたメディア運営をしていれば、ターゲットユーザーの心に深く刺さり根強いファンとなり、あなたのサイトには目もくれないことになるでしょう。
これは機会損失の面からも大きなデメリットとなります。
一言だけでも良いのでサイトの情報をまとめたシートなどにサイトの役割を記入しておきましょう。
『誰のために、どのような悩みを解決するサイト』か考えよう!
コンテンツ=「悩み」と「解決」である
人は悩みがあってこそ解決しようと行動をとります。
それが例え、暇つぶしであっても、暇という悩みに対し、その解決のために検索行動をとっています。
- ユーザーが悩む
- 悩みに関連するキーワードで検索する
- 検索結果(SERPs)の中から興味をそそられたタイトルをクリックする
- コンテンツを見て悩みの解決にたどり着く
ターゲットユーザーの悩みを把握することができれば自ずとどのような役割を持ったメディアを作り、どのような役割を持ったコンテンツをリリースすれば良いかが分かってきます。
悩みを把握できていればキーワード選定は後回しでも良い
キーワード選定テクニックで使う方法やツールをまったく使わず、自然とキーワードを発想できる人がいます。
それは、自分の実体験から、
「この人はこのようなことで悩んでそれを解決するために検索をしている」
ということが具体的でリアルに把握できている人です。
把握できている悩みからキーワードを発想することができるので、キーワード調査をする必要がありません。
ですので、可能な限り体験をしてみるのがオススメです。
しかし、すべての人が自分の体験を元にサイト運営をできるワケではありません。
実体験があってもサイト規模が大きくなるにつれて行き詰まっていくこともあります。
このような実体験や行き詰まりの部分を埋めることができるのが、今回の本題である『キーワードの選定』です。
体験している・体験していないに関わらず、コンテンツ制作〜リリースまでの大まかな流れは変わりません。
これらを念頭に、キーワードの選定作業を進めていきましょう。
- 悩みから「キーワードを発想展開」
- 解決策を「自分の体験/取材/書籍などを元にコンテンツ化」
- 公開(SNSやリンク活動で広める)
サイトが弱い間にとる弱者の戦略について
自分のサイトが弱い間は、同ジャンルの大手サイトが上位にいるキーワードで戦わないのがセオリーです。
そのようなキーワードで記事を書いても大手サイトより上位表示されないので、時間の効率が悪いからです。
自分のサイトが弱い間に書く記事のキーワードの順番は次のポイントに注意をしつつ選びましょう。
- 大手企業や事業者が書きづらいキーワードから攻める
- ミドル〜ロングテールキーワードから攻める
大手企業や事業者が書きづらいキーワードから攻める
大手企業サイト(リクルート系や出版社系など)であればあるほどしがらみが多く書きづらい話題があります。
事業者(公式サイトやメーカー、病院など)も、競合の話題や自社の客観的評価
について触れることが難しいです。
ですので、それらに該当するキーワードで記事を書いていきましょう。
定番のキーワード
- おすすめ
- ランキング
- 比較
- 人気
- 選び方
- 口コミ
- 評判
- 価格系(安い、最安値など)
もし、大手メディアや事業者がこれらのキーワードで上位表示している場合は、現在のGoogleアルゴズムにおいて勝ち目はないです。
しかし、それ以外の強く見える競合サイトが上記キーワードで上位表示していても、Googleのアルゴリズム上において絶対に勝てないということはありません。
自サイトに、狙っているキーワードに関連した記事が増えるに従って徐々に射程圏内に入ってきますので、リライトやリンク獲得などでコンテンツを改善し追い越すことが考えられます。
また、これら以外にもジャンルによって大手・事業者が攻めづらいキーワードがありますので、自分で見つけて記事を書いてオリジナリティがあるサイトを構築していきましょう。
ミドル〜ロングテールキーワードを攻める
狙いたいキーワードで戦うのが厳しいと判断される場合には、まず3語キーワードや4語キーワードなどのミドル〜ロングテールキーワードで記事を書き始めましょう。
ミドル〜ロングテールキーワードであれば検索数が少ないため大手メディアは狙っていないケースが多いからです。
また、3語や4語のキーワードであれば2語に比べて検索意図が分かりやすいため、より刺さる深掘り記事を書くことができます。
キーワードに関連する3語や4語のキーワードで記事を書き切ったら、本来狙いたかった大きいキーワードで記事を書いて、リンクでつなぎます。
これによって、SEO評価が高まりますので上位表示の可能性が高まります。