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サジェストとは?知ってるようで意外と知らない仕組みと使い方について

サジェスト機能のイメージ画像

「サジェストを指標にWEB運営するのは、ユーザーファーストではない。だからサジェストなんて気にしなくて良い」

と言った言説もあるが、これは半分正解で半分間違いだ。

なぜなら、サジェストの基本的な仕組みを知ることはユーザーの考えを知ることでもあるからだ。

つまり、「サジェストを知る行為=ユーザーファーストに繋がる行為」ということである。

サジェストを理解することはサイト運営に欠かせないということが理解できるだろう。

サジェストの基本を理解すれば、サイト作成や記事作成に必要不可欠な次の2つの要素に予測を立てることができる。

 

ポイント

  • 検索ワードに対する「需要」が判別できる
  • 検索ワードに対する「検索意図」が読み取れる

 

この「需要」「検索意図」が分かると、結果としてユーザーの気持ちを理解することに繋がる。

それではサジェストの基本を知りながら、「需要」と「検索意図」の2つがどのようにユーザーファーストに繋がるのかを見ていこう。

 

サジェストの基本を理解しよう

GoogleやYahoo!などの検索サービス(サーチエンジン)の検索窓になにかしらの文字を入力すると、その後に自動で文字が表示される機能をサジェスト機能という。

 

サジェストが持つ意味

サジェストの英語である「saggest」をweblioで翻訳すると

提案する、(…に)提案する、提唱する、(…と)提案する、暗示する、(…を)示唆する、それとなく言う、(…を)思いつかせる、連想させる、(…の)心に浮かぶ

とでる。

つまり簡単に言えば、

サジェスト=入力した文字(キーワード)に対するサーチエンジンからの提案

ということになる。

ここまではSEOという言葉を知っているのであれば基本的に誰もが知っていることだ。

ここからはさらにサジェストを深堀りをするに当たって必要となる知識を身に付けていこう。

 

サジェストと混同されがちな「オートコンプリート機能」と「関連キーワード」の違い

違い

  • サジェスト
  • オートコンプリート(入力補助)
  • 関連キーワード

この3つは混同されがちだが、まとめるとこうだ。

 

サジェスト=検索ボリュームが一定数あるものを補完

その検索ワードに対して、一定以上の検索ボリュームがあることが表示される条件だ。

また、検索している場所や設定している言語によって、サジェストに表示される内容が変わる。

 

オートコンプリート=過去の入力履歴を元に表示

れまでに自分が検索窓に入力したことのある文字を再表示する機能。わざわざ再入力する手間をなくすためにある。

オートコンプリート機能は一般的な検索ユーザーにとっては便利な反面、SEO目的では邪魔になるので以下の方法で対処しよう。

ブラウザのシークレットモードで文字を入力する

 

関連キーワード=関連する他のワード

その文字で検索している他のひとが入力している関連する検索ワード。検索ボリュームは関係ない。

「Googleの関連キーワード」や「Yahoo!の虫眼鏡ツール」があるが、これらはその検索ワードと関連性が高い。という意味で、サジェストとは意味合いが異なる。

 

サーチエンジンにはサジェスト機能がある理由を考えるれば見えてくることがある

ほぼすべてのサーチエンジンにサジェスト機能がある理由は、使うひとに便利に楽に使ってもらいたいという開発側の考えからだ。

開発者からすれば、どうすれば利用者たちにまた使いたいと思ってもらうかが1番のミッションである。

そのミッションのためにサジェスト機能を付与しているわけだが、サジェストにどのような文字を入力させるか=仕組みが非常に大事になってくる。

では、利用者が便利で楽だと感じるサジェストの仕組みとは一体どのようなものなのか?

 

サジェストの仕組み

「たくさんの人が入力した文字」を表示する仕組みになっている。

つまり、

「あなたと同じ文字を入力したひとは、ほかのこんな文字と一緒に検索していますよ」

ということだ。

これが冒頭に述べた「需要」と「検索意図」を知ることに繋がる。

 

サジェストから「需要」を知ろう

検索窓に入力した文字に対し、ほかの検索ユーザーが入力したその他の文字も提案してくれるサジェスト機能。

ほかの人が入力しているということは、それだけ検索需要がある検索ワードということになる。

さらに、サジェストに表示されれことでその検索ワードの露出が増えるので、より多くのひとがその検索ワードの検索結果(SERP)を見ることになる。

つまり、サジェストに表示される検索ワードは必然的に検索需要が増加し倍々ゲームになるのだ。

主要検索サービスのサジェストをリストで表示してくれるツールを利用しよう。

おすすめの無料サジェストツール

 

ツールで取得したサジェストのリストを検索ボリューム計測ツールで調べると、数字として需要が可視化される。

 

サジェストから「検索意図」を知ろう

どのような思いや考え、背景からその検索ワードを入力したのか。というのが「検索意図」だ。

サジェストに表示されたワードをリストに書き出し意味が似ているものはグルーピングすることで、

この検索ワードを入力する人たちがどのような傾向にあるのか

ということが分かる。

これらコンテンツに落とし込む際の活用方法も紹介しよう。

グルーピングとは

ここで言うグルーピングは、似た意味や一緒に掲載されていた方が良いと判断されるものを分けること

 

1ページの構成・記事でサジェストを活用する場合

1ページ構成のペラサイトや1記事にまとめたい場合。

グルーピングしたサジェストリストを

各見出し

に使う。

 

サイト全体の構成やカテゴリーでサジェストを活用する場合

サイト全体のテーマとしてその検索ワードをキーワードして使ったり、カテゴリーの一部として使うなど、そのキーワードが複数に渡る場合。

グルーピングしたサジェストリストを

タイトルと見出しに振り分けて

使う。

 

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